石川県金沢市の「蕎麦宮川」に行ってきたので、どんなお店だったかメニューや雰囲気などお話したいと思います。
水が綺麗だからなのか北陸には手打ちそば屋さんが都会に比べて多いと思います。
美味しい手打ち蕎麦が食べれることは北陸に来てよかった点の1つなので、蕎麦が好きな方であればぜひチェックしていただきたいです。
石川県の蕎麦宮川とはどんなお店?
蕎麦宮川は金沢駅から車で20分、繁華街や住宅街から離れた山あいにひっそりと建つ蕎麦屋さんです。
住所は、石川県金沢市別所町ツ55。
山道をのぼって行くので「こんなところに蕎麦屋なんてあるの?」って思ってしまうかもしれませんが、そのひっそり感が通っぽくてたまりません。
とは言っても金沢駅から20分なので遠くもなく険しい山道でもありません。
お店の外観は立派な庭木に囲まれた一軒家で、ぱっと見は飲食店に思えません。
石川県内では有名な蕎麦屋さんですが、山あいというロケーションと民家という外観は、行ったことがない人や宮川を知らない人にとってはサプライズになるでしょう。
一般的には普段の生活で山道をのぼることがないので、ゲストを招いたらこの非日常感に喜んでくれるはずです!
- 営業時間 : 11:00〜15:00(ラストオーダーは14:30)で昼間のみの営業
- お休み : 火曜と第3水曜
車でしか行けないので駐車場はたっぷりありますが、人気店なのでお昼のピークタイムは平日でも待つことがあります。
わたしはピークタイムを避けた平日の13時に着くようにしたら、ちょうど何組か帰られるところで待つことなく座れました。
蕎麦宮川のメニューは?
宮川の蕎麦は十割蕎麦です。
石臼で毎日蕎麦を挽き、挽きたて打ちたての蕎麦を提供しています。
蕎麦をわざわざ挽いてまで納得のいく蕎麦を作っているのですね。
わたしが訪れた2020年時のメニューを紹介します。
- もりそば(冷)
- おろしそば(冷・温)
- かけそば(温)
- とろろそば(温)
- つけとろろそば(冷)
- 納豆そば(冷)
- きのこそば(冷・温)
- 天もりそば(冷)
- 天ぷらそば(温)
- つけ鴨そば(そば冷、つゆ温)
- 鴨南そば(温)
- にしんそば(温)
- 山菜そば(冷・温)
- 天ぷら盛り合わせ(二、三人前)
- 小ぶり天丼
- ビールや日本酒
この中で一番人気のメニューは「天もりそば」で2,100円。
14種類ほどの天ぷらに冷たい蕎麦がセットになっています。
ですが、ちょっとお高いと感じる人や、14種類のボリュームはいらないと思う人もいるでしょう。
そんな人には「天ぷら盛り合わせ」のシェアがおすすめです。天ぷらについては後ほど説明します!
わたしが行った11月は、北海道と福井の蕎麦粉をブレンドしたお蕎麦でした。そのときどきで仕入れる蕎麦粉は違うそうです。
宮川の蕎麦は十割蕎麦なので香りがしっかりと感じられます。
ですが、十割蕎麦はつなぎがない分ボソッとしていることもあったり、短く切れてしまっている場合も多いので好みが分かれると思います。
個人的には、宮川では蕎麦自体よりもつけ汁を推したいですね!
つけ汁は、甘みと辛みが絶妙に混じり合った深い味わいのつゆです。このつゆがとても美味しいんです!
宮川では天ぷらも人気!ちょっと量が多いのでシェアがおすすめ
せっかく足を運んだのであれば天ぷらをぜひ味わってほしいです。
わたしがいただいた時の天もりそばの天ぷらは
- 金時草
- ナス
- 玉ねぎ
- かぼちゃ
- 海老
- 舞茸
- 椎茸
- エリンギ
- いんげん
- にんじん、など合計14種類
どうですかこのラインナップ!一口サイズですがこんなに食べれる天もりそばって珍しくないでしょうか。
天ぷらは塩、抹茶塩、カレー塩の3種類で好きに食べるのですが、カレー塩は突飛に思うかもしれませんが個人的に一番好みでした。
しかしながら、14種類の天ぷらを一人で食べると油でお腹がもたれてしまう人もいるかもしれません。
実際にわたしがそうで、後半はちょっと油がきつかったです…。
1つ1つはそんなに大きくはありませんが、それでも14種類。
油ものはそんなに食べれないなぁという人は、「天ぷら盛り合わせ」のシェアがおすすめです!(一人で来ている場合はできませんが笑)
同行者との相談にはなりますが、2,100円の天もりそばを一人ずつ食べるのか、それとも天ぷら盛り合わせをシェアして、そばは好きなように鴨南そば、おろしそばをオーダーするとかできます。
わたしの意見は、天ぷらが好きで天ぷらをモリモリ食べたい人は各自天もりそばを、天ぷらがっつりでなくていいのである程度楽しみたい人は天ぷら盛り合わせのシェアですね!
蕎麦宮川は日本家屋で店の雰囲気がいい!
山あいや竹林が生い茂るロケーションだけでなく、お店の中の雰囲気も抜群です。
店内からは手入れの行き届いた庭を眺めることもできます。
客席は畳の部屋なので普通であれば座布団と座卓ですが、宮川では低めの椅子とテーブルで食事をします。
椅子なので足腰の弱い人でもとっても楽!
椅子は低いので天井の高くない御座敷でも圧迫感を感じることがありません。座り心地よいですし食事もしやすかったですよ。
掛け軸や古物も配置されていたり、メニューは扇子に書かれていたりと全体的に統一感があります。
日本の情緒を感じることができるので外国の方にも喜ばれそうです。
わたしは都会から友人が来たら連れて行きたいなと思いました。
ずば抜けて蕎麦がすごい!というよりも、「蕎麦、つゆ、天ぷら、雰囲気、山あいという場所」のトータルバランスが宮川の魅力ですね!